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「トランビ(TRANBI)」の評判・口コミ・手数料・注意点って実際どうなの?

お悩み社長

M&Aのプラットフォームのトランビって実際どうなの?

 

M&Aのマッチングプラットフォームについての評判や使い方についてのご相談をよく受けるようになってきましたので、ちょっと取り上げてみたいと思います。

 

M&Aの知見が無い人が書いたんだろうなと思わせる記事も最近多い気もしますが、M&A業界を理解していないと料金水準や口コミの内容についてどうなのか理解できないと思うので、M&A仲介を仕事としている筆者から見た「トランビ(TRANBI)」の説明を参考にしていただければと思います。

 

たまに広告も目にするこちらですね。

※TRANBI(トランビ)ホームページ:M&Aプラットフォーム【TRANBI(トランビ)】

 

それではいきましょう!

 

そもそもトランビはM&A仲介会社ではなくM&Aプラットフォームである

 

手数料が安いからという理由だけでM&A仲介会社を使うではなくトランビを使うべきというのはそもそも誤解です。

 

ネットにある記事ではここが誤って伝えられていることも多いです。

 

M&A仲介会社はM&Aの取引相手探しも含めて色々な業務を請負いますが、トランビのようなM&Aマッチングプラットフォームは取引相手を探すだけです。

 

例えていうと、宿泊料金や食事の代金も全部コミコミな旅行ツアーを申し込むのがM&A仲介会社、ホテルだけ予約するのがM&Aマッチングプラットフォームです。

そもそも同じ土俵で比べるものではないので、M&Aの手数料が安いからトランビ(M&Aマッチングプラットフォーム)を使いましょう、というのは筋違いです。

 

こちらでも詳しく業務の違いを解説していますので、色々比較をする前に理解しておくようにしましょう。

「M&A仲介会社」と「M&Aマッチングサイト」の使い分け(わかりやすく解説)

 

トランビの評判・口コミ

 

「トランビ 評判」などで検索してみるとこんな内容が出てきます。

「実際の契約締結には何の責任も取らない」
「売手情報にアクセスするのに、ライトプラン980円に誘導され、相手からの返信を確認するのに4,378円へ誘導される」
「半年は解約できない」

 

筆者も色々口コミを調べてみましたが、その多くはM&Aにおける買手によって書かれたネガティブな口コミでした。

多くは、「無責任である」か「月額プランの内容や解除」というコメントですかね。

 

昔からトランビは個人の買手もたくさん利用するプラットフォームだったので、おそらく個人の買手で月額料金を高いなと思っているような人がコメントを残しているように思います。

 

 

筆者の所感として、まず、買手と面識を作るだけが目的のサイトなので「M&Aの責任をプラットフォームに請求できない」というのは少し議論が拡張しているかなと思います。

 

これは他のプラットフォームやM&A仲介会社を使ったとしても同じことで、よほどの故意・重過失が無ければM&A取引で起きた責任を仲介会社が負う事はないですし、賠償責任を負ったとしても受取った仲介手数料の金額を上限とすることが通例というのが現状です。

 

青天井で賠償責任を負うようなことが当たり前だというのであれば、M&Aに関する仕事(仲介やFA、プラットフォーム)は世の中から消えるか、宅建賠のような損保がもっと普及するでしょう。ここは法律で縛るしかない部分なので、今後の動向に注目したいところです。

 

筆者としては、上場株への投資などと同じように、株式への投資はリスクが伴うものなので、M&A仲介会社を使おうがM&Aプラットフォームを使おうが、「M&Aで起こった問題について誰かに責任を転嫁する」という発想自体M&Aにおいてはそもそも捨てるべきだと思います。

 

 

次にプランの内容については、もしかしたら買手初心者にとっては注意喚起が不十分の可能性があるのでは?、とは思います。

 

規約には書いてあるかもしれませんが、利用者側がM&Aのやり取りは普通どんな感じかイメージできず、「高いプランに誘導された挙句に交渉すらできなかった!」と思ってしまうような人が出てきてしまったものとも想像できます。

 

トランビで掲載されているある特定の案件だけ見て、「よし、この案件に交渉を申し込もう!」とプラン加入すると、いざ売主から音信不通になった時に「詐欺だ!」となってしまう状態なのかもしれません。

 

これについて、M&A仲介者としての筆者の意見は、「一般的な法人の買手と、個人の買手との間で、M&A検討についての前提が違っているのではないか」と想像します。

一般的な法人の買手は…
・たくさんある売案件を色々と確認しつつ、魅力的だと思う案件にだけエントリー
 (たくさんの売手と交渉を進めるけど、買うのは1社)
・相性や相手先の意向の関係で交渉が途中で無くなるなんて日常茶飯事
・買手のニーズにバッチリはまった案件なんてそうそう出てこない。売案件ごとに自分との相性を確かめていく探し方をする
・M&Aは最後まで成約するかどうか分からない前提
・M&A成約までにかけたコストは掛け捨て(今までかけたコストを回収したいからという理由で多少懸念点があってもM&Aしてしまうというのは誤った判断)

 

一方で、個人の買手の場合は、「サブスクリプションなんだから払ったら払った分だけの見返りがあるはず」と思ってしまいがちです。

 

仲介会社が代理で掲載している案件でなければ、やり取りをしている相手は売主本人なので、「掲載したら問い合わせが殺到していて対応できない」「希望するような買手でないと返信する気にならない」「売る気持ちがそもそも揺らいでしまった」みたいなやり取りのムラは発生してしまいますので、そういうものだと割り切りましょう。

 

こういう点を考えると、ピンポイントで特定の案件だけ交渉するために手数料が割高と感じていつつもトランビに登録する、というのは賢明とは言えず、「M&Aでどこか買収しようと思っている」「よい売手とご縁があればM&Aしたい」と思っている方が、複数の売手と交渉するためにとりあえずトランビに登録しておく、というのが正しい使い方なような気がします。

 

下で説明しますが、数あるM&Aプラットフォームと比較するとトランビの手数料は安い方なので、このくらいの月額料金はせめて情報提供料くらいとみなせる買手が本来トランビを利用すべき客層なのかもしれません。

 

「サラリーマンが会社を買う」なんてワードが世の中に出てきて以来、気軽に副業探しやセカンドキャリアの取っ掛かりとしてM&Aを検討し始める個人の方が増えてきたような気がしますが、個人の場合は、こういった費用は自分の財布から出すわけなので月額で900円でも4,000円でも高いという気持ちは筆者もよく分かります。

 

一方、法人の場合は経費扱いなので、こういった費用を捻出する心理的なハードルは低いですし、売手としても法人相手の方が信用して交渉できるという面もあると思われるので、法人として交渉を申し込むというのも検討しておいても良いかもしれません。

 

 

トランビの手数料

 

トランビの手数料は本記事の書いている日(2022/1/23)時点で以下の通りです。

※引用:トランビHP

 

これが高いのか安いのか、は気になるところと思います。

M&Aいろは塾調べで、メジャーどころのM&Aプラットフォームの手数料比較は次の通りです。

 

 

M&Aを成約する、という前提においてはトランビが一番安いような気がします。

 

一方で「交渉する段階で一切お金をかけたくない!」という買手の場合には、上の表で月額費用が無料のプラットフォームを使う方がよいかもしれません。

とはいえ、成約時に100万円以上も買手が払わないといけないプラットフォームも結構あるので、それを考えると掛け捨てでもトランビを使う方が結果安い気もします。

 

 

そして筆者として買手として検討している方に一番伝えておきたいのは、

「ほとんどのM&Aプラットフォームで、仲介会社が売案件を代理で登録しているケースも多く、そういった案件の場合、成約時の手数料はプラットフォームに支払う上記の手数料とは別に高額な仲介手数料が発生する

ということです。

 

これ、超重要です。

 

試しにトランビで「専門家による代理掲載案件 (専門家手数料あり)」という案件を見てみるとこんな記載があります。

 

つまりこの案件の場合は、買手として成約時にトランビに支払う手数料は0であっても、案件を掲載している仲介会社に440万円支払わないといけない、ということになります。

 

月々4,000円や2万円で高いと感じる人にとっては、あり得ないくらい高いと感じるはずです。

 

なので、「絶対こんなに仲介手数料払いたくない」と思う方は、仲介会社が掲載している案件ではなく売手が直接掲載している案件で交渉をスタートするのが良いと思います。

 

ちなみに売手が直接案件を掲載しているプラットフォームとしては、トランビやバトンズが多い気がします。

※M&Aクラウドは仲介会社が案件掲載していないプラットフォームになりますが、IT系など業種が絞られるので、掲載されている売案件に偏りがあります。あと、月額費用はトランビを越えることもあると思います。

 

筆者の感覚的には、「高額な仲介手数料は払わずに、直接交渉で小規模な会社や事業を買収したい」と考える方にとっては、トランビやバトンズくらいが使いやすいかな、と思います。

 

 

トランビを使う時の注意点

 

売手と買手別に注意点も説明しておきたいと思います。

 

売手の注意点

売手がトランビを使う場合、次の点について注意しましょう。

・手数料は完全に無料だが、成約の報告が遅れた場合には別途手数料が発生する
・案件の掲載時に会社が特定されてしまわないように気を付ける
・レスが落ちてきたからと同じ案件を再掲載すると違約金が発生する

 

トランビは、売手側は手数料無料で利用できます。

ただし、成約した時の報告を怠ると手数料が発生するようです。

「成約手数料の増額として60万円を頂戴するとともに、遅延損害金(成約手数料の増額60万円に年率14.6%を乗じた額)を申し受けます。」

参考 成約報告手続きについて(外部サイト)TRANBI(トランビ)

報告についてはすぐにできますし、最低でも15日くらいの猶予はあるので、忘れていなければ対応できると思います。

 

 

また、トランビは掲載の仕方によって、ホームページ上で誰でも閲覧可能な掲載になります。

なので、M&Aで売却したいことを一般に知られたくなければ、あなたの会社・事業であると特定されないようなコメントの仕方が必要になります。

固有名詞や場所の特定がされやすい情報は特に気をつけましょう。

 

 

最後に、トランビは新着案件から上に表示される仕組みになっていますので、時間が経つと買手からのオファーが少なくなってきます。

ですが、再度上位に表示されるように掲載している案件を消して、また、同じ情報を掲載するということをやると違約金(10万円)が発生するようなので、気をつけましょう。

 

案件登録含めてこちらの記事で、詳細な注意点・図解の説明もしておりますので参考にしてください。

【実践編③】仲介会社を使わず自分でM&A(プラットフォームに登録する編)

 

 

買手の注意点

買手がトランビを使う場合には、次の点に注意しましょう。

・仲介会社が掲載している案件には注意!
・売手と交渉を進める場合にはTRANBIベーシック(月3,980円)以上のプランに加入が必要
・契約期間は6カ月なので、月額料金×6は必ず発生する
・M&Aプラットフォームは取引相手を見つけるだけの場所なので、契約書の作成や買収監査などは自分で行う必要がある

 

買手の注意点についてはこれまでお伝えしてきてきたような内容となります。

 

なお、M&Aを実施するには買収監査や最終契約書の作成が必要になりますので、こういった費用はこれまでの利用料金の話とは別に考えておく必要があります。

(一応、トランビ内で契約書のフォーマット提供はありますが)

 

M&Aって実行するまでもそうですが、M&Aしてからも運転資金等何かとお金が必要になるケースも多いですので、資金的な余裕を持って取り組める方が適切な準備をして行うのがよいかと思います。

 

M&Aで色々な会社を買収していく会社にとっては、成約時の手数料のかからないトランビは料金も安く良いサイトだと思いますので、是非試してみてください。

◇TRANBI(トランビ)ホームページ

M&Aプラットフォーム【TRANBI(トランビ)】

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

トランビは個人の買手も良く使うサイトなので、色々な評判・口コミがあると思います(中には暴言みたいな・・)

 

ただ、M&A関連のサービスはどれも価格は高めなので、他のM&Aプラットフォームと公平に比較してみるのも重要かと思います。

 

是非本日の内容をお役立ていただければ幸いです。

 

 

なお、M&Aいろは塾は、M&Aを検討している売手向けに色々と情報発信しているサイトですので、是非興味のある方は色々と記事を見ていっていただければ幸いです。

 

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