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【M&Aコンサルタント】実はみんな思ってること7選

 

筆者は昔M&Aの仲介会社に勤めていた(今は独立した)のですが、同業者と話をしていると「M&Aコンサルタントあるある」みたいなものがあったりします。

 

結構仲間内で盛り上がったりする内容だったりもするので、ちょっと取り上げてみたいと思います。

 

今回は気楽な内容なのでコーヒーとルマンドでも片手に読んでいただければと思いますが、M&A仲介会社の社内の雰囲気も伝わればなぁ、と思ったりもします。

 

それではいきましょう。

 

 

実はみんな思ってることその①「M&A業界ってなんもルールないじゃん」

 

これ、みんなM&A仲介と言われる業界に入ってまず思うと思います。

 

入社してから先輩に「M&Aってどういう感じで進めたらいいですかね?」と聞いても、教科書的に「案件を受託して、企業概要書を作って、買手を探索して・・」という答えで、具体的に何していいか分からない状態になります。

 

具体的に知りたくて、「案件を受託する為に何をしたらいいんですか?」と聞いても、「とにかく会社を売りそうな人を見つけて接点を作るんだ」と返されたり。

 

じゃあ、そんな先輩たちは何してるかというと、ひたすらDMを作って送っていたり、お客さんの会社のお問合せフォームからメールを送っていたり、中には高い会費を払って有料の勉強会に参加して人脈作りをしてたりと。

 

ここで気づくわけです。

 

「ああ、とりあえず結果が出せれば過程は問われないのか」と。

 

確かに他のM&A仲介会社の話を聞いていても、「そんなコンタクトの取り方アリなの?」という話も少なくありません。

 

そんなんなんで、大企業の異業種からの転職者だと、「なんか指示くれよ!」とか「なんか肌に合わないな」と不安になる人だっています。

 

ただ、ある程度仕事が慣れてくると、

お客さんから「手数料●●万円にまけてくれたらおたくに任せるよ」と言われれば、「●●万円よりも少し高いですが▲▲万円でなら承認下りると思うのでどうでしょう」みたいなことを言ってみたり、銀行からの紹介案件を「今回は難しい案件だからフィーバック2割でお願い!」みたいなことを言ってみたり。

 

この辺でなんとなく「俺って商売してる感」が出てきて楽しくなってくる人とかもいます。

 

だからみんな結局は個人商店みたいな感じになっていきますね。

 

ルールが無いと自由なところもありますが、個人の倫理観に委ねられる部分がまだまだ多いので、「この人成果は出すけど、そういう強引な進め方するのってどうよ」って思う機会も会社にいると感じる部分は多いと思います。

 

 

実はみんな思ってること②「M&A成約してないやつは童貞扱い」

 

男性だと何となく分かると思いますが、男同士で、非童貞の奴が童貞に対してマウンティングしてくることもありますけど、M&Aでも似たような雰囲気があったりします。

(別に童貞が悪いわけじゃないんですけどね。。)

 

M&Aコンサルタントとして成約を経験したか経験していないかで、「え?まだ君成約実績ないの?」みたいな感じのマウンティングオーラを急に出してくる人がいます。

 

 

 

←だいたいはこういう顔

 

 

 

筆者も一番最初のM&A成約は入社してから少し時間が経っていたので、「肩身が狭いな」と感じる時は結構ありました。飲み会の時とか特に。

なんか、同期のコンサルタントが「成約しました!」って報告してても素直に喜べないんですよね。。そんな自分も小さい器だなぁと余計自己嫌悪になってしまったり。

 

仲介会社によっては社長からの厳しい目で見られることもあるみたいで、「この給料泥棒が!」と言わんばかりの冷ややかな態度で接しられて、空気を読んで退職していく人とかもいます。

 

釣りバカ日誌のハマちゃんみたいな性格だったらM&A仲介会社ってある意味天国なんですが、そもそもが割とプライド高めの人材が多いので、成果の出ない人は去っていってる感じがします。

 

一方で、1億円以上の手数料が入る案件を成約したりなんかすると、「俺がこの会社を支えてるんだぜ」みたいな感じで一瞬優越感に浸れますが、ちょっと経つと「俺が稼いだ報酬がなんで成約してない奴の賞与になってるんだ」みたいな不満に変わっていったりと、なかなかギスギスしている雰囲気が否めませんね。

 

 

実はみんな思ってること③「M&Aブームが続くのはあと数年」

 

これって割と仲介会社の経営陣も本音ではこう思っています。

 

団塊の世代の経営者がみんな引退したらどうなるのよ、みたいな。

 

あと、仲介手数料の報酬上限を制限するような法律とかできたら、最低報酬で2,000万円とか取ってるような仲介会社は致命傷を食らうのは目に見えてるので、その時が彼らにとってM&Aブームの終焉になるかもしれません。

 

手数料の制限とか考えると、個人的には「上場してるM&A仲介会社の株とか怖くて買えなくない?」とか思ったりします(笑)

 

こんな業界だから「今のうちに稼いでやろう!」という鼻息の荒い人で埋め尽くされている業界になっているなぁと感じている人は多いと思います。

でもきっと、ブームが去ったら、また同じような業界を探して稼いでやろうって感じになるんだろうな、と。

 

筆者としては、M&A業界自体は無くならないとは思っているので、細く長く続けばいいなという感じですかね。

 

 

実はみんな思ってること④「大体会社に一人は俺様的な奴がいる」

 

大体どこの仲介会社にも、「俺がいう事は絶対間違いない」みたいな偏見MAXの信長みたいなコンサルタントがいます。

 

こういう人って、活動量は結構多くて、頭がキレるケースが多いんですが、基本ナルシストみたいな性格なので、部下の面倒を見るときも、困っているから教えてあげたいという目的ではなく、「部下の面倒みちゃう俺ってステキだろ」みたいな自分の世界に入ってたりするのでタチが悪いです(笑)

 

当然ですが部下から慕われることはありません。でも、顧客折衝についてはお客さんを口説いて力技でまとめたりするので、短期間で成約までもっていったりもします。

(で、また「短期間で成約させちゃう俺ってステキだろ」みたいな陶酔に入るっていう・・)

 

会社的には、成約させて報酬も稼いでくるので、管理職に置いたりするケースもあったりしますが、そのせいで組織が崩壊していくこともあったりするので対処に難儀することも多いです。

 

こういうタイプは、お客さん的にもハマる人とハマらない人が激しかったりするので、意外と出禁とかも多いかもしれないですね。

 

筆者は苦手なタイプなので「パートナーとして組みません」だけで済みますが、仲介会社に勤めるサラリーマンの場合は嫌でも接しないといけないケースもあるかと思うので、なんとか十円ハゲを隠しつつ頑張って欲しいなと思うところです。

 

 

実はみんな思ってること⑤「だいたいはお金が原因で会社を去っていく」

 

管理系の社員が結婚で退職しますとか以外は、だいたいはお金が原因で会社を退職しているケースが多いです。

 

例えばこんな感じの理由です。

「インセンティブが他社だったらもっと貰えてたのに」
「インセンティブもなく皆で分け合うみたいな給与体系は損した気分だ」
「上場したのに美味しい想いしてるの経営陣だけじゃん」
「ストックオプションくれるって言ってたのにケチってる」
「上場もしたしもうこの会社には用はない」

 

仕事ができる人は経営陣や仕事のできない人への不満が溜まるんですね。

一方、仕事ができない人は給料も高くないので、自信を無くして去っていきます。

 

 

こんな不満言っている人も、入社する時は「自分の給与とかよりも後継ぎのいない会社の為になるのであれば!」とか言ってたはずなんですけどね(笑)

 

お金って怖い。

 

 

ちなみに最近は結構ストックオプション絡みの不満を聞くケースは多いように思います。

 

ストックオプション付与は上場しそうな会社を選ぶ際に重要な条件にはなりますが、「上場するするって言って全然しない」「持分が少なすぎて上場しても雀の涙」「社長が入社時に言ってたことと違う」とか様々。

 

上場するする詐欺はM&A業界に限った話ではないので、よくある話くらいで納得するしかないです。

 

経営者のせいにされがちなところもありますが、インセンティブもストックオプションも会社におんぶにだっこで求めている立場であれこれいうのもどうかなと思います。

 

本当に自信があるなら自分で独立してやってみたらええやん!って思う筆者です。

 

 

実はみんな思ってること⑥「いい案件しかやりたくないし、FAとかやりたくない」

 

M&A仲介というのは、売手も買手も相手にして、両方から報酬をいただくビジネスモデルです。

 

なので、「買手が付かなそうな案件はやりたくない」とか「片側からしか報酬がもらえないFAはやりたくない」とか思うコンサルタントがほとんどだと思います。

 

で、結局、人気の案件には営業が集中して、人気が無い案件は誰も担当したがらない、という感じになります。

 

 

これ自体は商売上理解できなくもないですが、たまに、案件を受託したのに誰もやる気を出して買手を見つけない案件、みたいなものもあったりするので、これはあかんなと思います。

 

着手金を取って買手を見つけようともしない、とか、これはもう詐欺ですからね。

 

売手担当と買手担当を社内で分けてたりすると、売手担当はやる気あるのに買手担当がやる気ない、というケースを多いので、こういう仕組みはクレームが増える原因になるんじゃないかなーと思ったりもします。

 

 

あと、FAをやりたくないのは、相手側のFAがとんでもなくヤバいやつだったりもするのでやりたくないという人もいるでしょう。

 

ネームクリアもしてないのに勝手に買手に打診しちゃう「情報漏洩FA」とか、企業概要書がスカスカの「絶対テンプレートを埋めただけのIMじゃんFA」とか、交渉がこじれている原因をこちら側に擦り付けてくる「こじらせ無責任FA」とか。

 

もう、FAなんて恥ずかしくて言えないです。

 

自分で仲介するよりも2~3倍手間かかってんじゃん、って思うこともしばしばあるので、一回経験してFAはもうやりたくない、って思う人も結構多いと思います。

 

どの仲介会社のM&Aコンサルタントも、ある程度のレベルになると「M&A業界にいるコンサルタントってレベル低いなぁ」と思ってしまう傾向があるので、相手方のFAについても疑ってみてしまうことあるのかなと思います。

 

 

実はみんな思ってること⑦「絶対昇進できないじゃん」

 

M&A仲介会社って比較的新しい会社が多いですが、それでも絶対越えられない社内の壁があったりもします。

 

ある会社では、社長に絶対的な力があるために、外部から来た実力あるのかないのかわかんないおじさんに上のポストを設けたり。

また、ある会社では、大型案件には大抵絡む人がいて、結果だけ見ると絶対その人が毎年成約金額上位になってしまう、みたいな感じです。

 

こんなん、他の人からしたら「いやいや、絶対昇進できないじゃん」ってなりますし、モチベーションだだ下がりです。

 

もうちょっと上手いマネジメントできないのかなとも思いますが、M&A業界で社長やっている人は昔ながらのコテコテな営業マンも多いので、結局幹部はおじさんでまとまることが多いです。安心感があるからでしょうか。

 

働いている人からしたら、あんまりヤキモキせず、若い経営者で実力主義で評価してくれる会社にいくのもいいかもしれないなと思う次第です。

 

 

 

とりとめのない話を書いてきましたが、共感いただけると嬉しいです。