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「M&Aのセミナーって強引な勧誘される?」セミナーの内容・実態を解説

お悩み社長

勉強がてらM&A仲介会社の主催するセミナーに参加しようと思うけど、強引な勧誘されないよね??
 
 

最近多いご相談です。

 

M&Aのセミナーは色々なところで頻繁に開催されています。参加無料だったり、実際に会社を譲渡した売主が登壇するケースなんかもあったりするので、興味を持たれる方も多いかと思います。

 

「でも、不動産投資セミナーみたいに強引な勧誘されないかな・・・?」

と、不安になりますよね?

 

今日はこのM&Aセミナーの内容や目的、勧誘有無について説明していきたいと思います。

 

本日の内容が参考になる方

・M&Aセミナーに初めて参加しようと考えている方

 

 

それではいきましょう!

 

 

どんなM&Aセミナーが開催されているの?

 

M&Aのセミナーは色々なものがあります。

 

例えば、

 

「会社の譲渡を考えている経営者様向けM&A入門講座」

「失敗しない事業承継」

「〇〇氏と対談 戦略的M&Aを考える」

「運送会社オーナー向け、運送業界のM&A」

 

 

といった感じです(タイトルはイメージ)

 

コロナの影響もあるので、最近ではオンラインセミナーというのも多いです。

主催者としては、M&A仲介会社や銀行などが多いですし、新聞などの出版関係や士業関連、公的機関なども開催しています。

 

「M&A セミナー」とかで検索すると膨大に開催情報が出てくるので、選ぶのも難しいくらいです。

 

種類としては、大きく分けて次のような内容が多いようです。

 

・売手企業オーナー向けのセミナー
・買手企業向けのセミナー
・リテラシー向上のためのセミナー
・著名人との対談方式のセミナー
・特定業種に向けたセミナー

 

定員は数十人規模のセミナーもあれば、数百人規模もセミナーもあります。

場合によっては、直接コンサルタントと1対1で話すセミナー(セミナーというよりアポイント?)などもあります。

 

よほどの大物の著名人が来るとかでなければ無料でセミナーを行っていることが多いです。

 

 

どんな内容?どんな雰囲気?

 

大勢を集めてセミナーを行う場合には、

①受付 ⇒ ②主催者挨拶 ⇒ ③メインコンテンツ ⇒ ④個別相談会

みたいな感じです。

 

一部の自己啓発系のセミナーのような、「さぁ、隣の人と握手してみましょう!」みたいな暑苦しい内容もありませんし、他の参加者とディスカッションもありません。

 

M&Aという会社を売る・買うというセンシティブな内容、かつ、場合によっては同じセミナーに売手と買手が混在するようなケースもあったりするので、参加者同士の交流はありません。

 

それゆえ、一人で勉強しに行く目的でも参加できるセミナーが多いです。

 

ただし、いきなり1対1や、1対少数で会話するようなセミナーだった場合は、話が振られるケースもあったりするので、セミナー慣れしていない方などは気疲れしてしまうかもしれません。

 

内容は目的によっても異なりますが、例えば売手向けのセミナーだった場合は、

・日本には大廃業時代が到来している
・身近なところでもM&Aは頻繁に行われている
・M&Aをするとこんなメリットがある
・実際にM&Aをした方はこんなことを言っている
・弊社はこんな実績もあるから是非ご利用下さい!

という感じの流れが多いような気がします。

 

セミナーの目的は?強引な勧誘ってされるの?

 

M&A仲介会社や銀行などの民間が行うセミナーの目的の多くは、「売手企業と接点を持つこと」が多いかもしれません。

 

DMや電話営業は仲介会社から銀行に直接的にアプローチを行うのでクレームなども非常に多いですが、セミナーは問い合わせ待ちで集客するのであまり大きなクレームはありません。

 

そういった観点から、譲渡案件の獲得の手段として用いることが多いです。

 

とはいえ、筆者も以前勤めていたM&A仲介会社でセミナーの企画なども手がけましたが、露骨に売手向けとしないことも多いです。

 

というのも、あんまり「譲渡企業向け!」みたいに書いてしまうと、実際の売手企業も参加しづらい感じになってしまうので、売手も買手もどっちでも役に立つよ、というテイストに持っていくことになります。

 

そんなことから、買手として参加しているのに「会社を売るメリットの話ばっかりだった!」というような意見もあったりします。

 

本当に聞きたい内容がなかなか説明してもらえず、眠たい時間が発生するということもM&Aのセミナーならではと言えるかもしれません。

 

 

そして、最大の心配事としては「強引な勧誘はされるのか」ということだと思います。

 

よく、不動産投資セミナーなどでは、「参加するとクオカード500円分がもらえます」とかでホイホイ参加すると、「老後の不安をあおる」⇒「副収入の重要性」⇒「物件の紹介」⇒「個別相談」みたいな流れで半ば強制的に面談に持っていかれます。

 

また、そこを回避しても、電話番号などを伝えてしまうと後々電話がしょっちゅうかかってきて非常に厄介です。

 

M&Aはどうかというと、さすがに土日まで電話を掛けて来たという事例は聞いたことがないですが、売手見込み企業として判断されれば、どのような企業なのか下調べした上で、積極的に営業をかけたい先であれば確実に後日面談するようにコンタクトを取るはずです。

 

また、手が早い仲介会社などは、受付時に受け取った名刺をもとにセミナー中にその会社の規模などを調べて、積極的に営業をかけたい先だと分かると、セミナー終了後に積極的に話しかけてくる、なんかも同業者から聞いたことはあります。

 

強制的な個別面談みたいなことは聞いたことが無いですが、直接売主とコンタクトを取ることが目的であれば、どこかで個別の接点を持つように動くのが自然だと思います。

 

売手企業に対して行う行動としては次のような行動があり得ます

・セミナー後に書いたアンケート用紙の内容をもとに直接アプローチをしてくる
・「貴社と資本提携したい先がいる」的なDMがよく届くようになる
・名刺やアンケート用紙記載の個人携帯に電話がかかってくる

 

本当にすぐM&Aをしようと思っているのであれば直接コンタクトを受けるのも良いと思いますが、「なんとなく言いくるめられてしまいそう」とか「勉強の為だけで参加」ということであれば、少し距離を取るのも良いかもしれません。あるいは、売手側でM&Aを検討していたとしても買手っぽい印象を伝えて過剰な営業を止めるのもよいでしょう。

 

いくらセミナーに参加したからといっても、比較もなしに仲介会社を選ぶのはお勧めしません。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

セミナーはためになる内容も多いですし、各仲介業者の雰囲気も分かる良い機会になります。

 

以前このサイトにお問合せいただいた方の中には、色々なセミナーに参加した上でこのいろは塾の内容を見たら合点がいった、と仰っていただいた方もいました。

 

色々な仲介業者の話を聞きながら、このブログで書いてある内容の信憑性を確かめても面白いと思います。

 

満足できるM&Aを行うためには業者を選ぶことにも労力を要しますが、あきらめずに頑張りましょう!

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

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