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「ファンドブック」の評判・口コミって実際どうなの?

 

お悩み社長

ファンドブックという会社から私宛に電話がかかってきたんだけど…

 

本日はM&Aの仲介会社「ファンドブック(FUNDBOOK)」について解説していきます。

 

毎度、注意点ですが、この記事は特定の会社に対する誹謗中傷が目的ではなく、実際に筆者が体験したこと、お客さんや関係者から聞いた話を事実の通り記載し、筆者の意見を述べるものです。

 

この会社は、2017年8月に設立したM&A仲介会社で、バイセルの運営会社株式会社BuySell Technologiesからスピンアウトをした会社のようです。

 

経歴ピカピカなおじさんで役員を構えてみたり、新入社員を大量採用したり、その社員を大量リストラする噂が立ったりと、何かと話題の多い会社でもあります。

 

では項目別にみていきましょう。

 

ファンドブック(FUNDBOOK)の手数料について

 

ファンドブックの手数料は、2022年9月12日時点のホームページ上では着手金無料、中間金有、最低報酬が2500万円となっております。

※引用:株式会社ファンドブックホームページ「譲渡の報酬体系」

 

これは、最低報酬が「M&Aキャピタルパートナーズ」や「M&A総合研究所」などと同水準に高額な部類となります。

 

また、仲介手数料が2,500万円を超える際の計算方法は、時価総資産で計算するということも踏まえると、上記2社よりも高く、さらに、M&A業界の手数料の高さでよく名前が上がる「日本M&Aセンター」以上の手数料総額になります。

 

筆者の個人的な意見としては、手数料面でファンドブックを使うメリットはない、と思います。

 

さらに、買手側の手数料はもっと高く、2022年9月12日時点のホームページ上では以下のようになっています。

 

こちらも最低報酬額は2,500万円ですが、3億円を超えた場合に仲介手数料が増額になるようです。これは他の仲介会社でもほとんど見られない請求方法で、比較すると非常に高額です。

 

M&A仲介において、買手の手数料が高い、ということは単純に「買い手がつきにくくなる」or「買手からの条件提示金額が下がる」ことに直結します。

 

つまり売手としては、ファンドブックを使うことで売手側だけの支払い手数料が高くなるというだけでなく、成約率が下がり、条件も悪くなる可能性があるということです。

 

 

正直に手数料をホームページに掲載する姿勢は個人的には共感しますが、売手も買手も手数料が高すぎるように思います。

 

各社の手数料を並べてみたこちらの記事を参考にしていただければと思いますが、相対的に高い手数料であることは分かると思います。

「M&A仲介会社の手数料一覧表」決定版!!

 

 

年商3億円、営業利益2,000万円、総資産2億円、純資産5,000万円、という会社を1億円で売却するようなケースを考えてみましょう。

 

レーマン方式というのを、「総資産」で計算するか、「譲渡額」で計算するかで、次に示す通り大きな差が出ます。

「総資産」で計算する場合:2億円 × 5% = 1,000万円

「譲渡額」で計算する場合:1億円 × 5% = 500万円

 

仲介会社が口を揃えて「レーマン方式で仲介手数料を計算します」と同じようなことを言ったとしても、計算方法の違いで仲介手数料が倍になることもあるわけです。

 

売手と買手が交渉して決める売却価格というのは、総資産の額ではなく純資産の額を基準に計算することが多いです。ゆえに、総資産が大きい割に純資産が小さい(負債が大きい)会社は、総資産レーマンで計算する日本M&Aセンターやファンドブックのような仲介会社を選ぶのは得策ではありません。

 

もう一点重要なこととしては、最低報酬額が高い仲介会社は、計算方法によらず高額な最低報酬額が適用されてしまいます。

 

先の例では譲渡額レーマンで計算する会社の方がお得そうに見えますが、こんな会社でも「最低報酬額が2,500万円です」となっていると、実際に支払う金額は2,500万円になってしまいます。

 

よくM&AキャピタルパートナーズやM&A総合研究所などの会社が「着手金無料」「譲渡額レーマン」とアピールしていますが、最後にガッツリ2,500万円以上取られてしまうので、売手の会社規模によっては全くコストメリットはありません。

 

譲渡額の5%程度が手数料、というのを基準にすると、仲介手数料で2,500万円徴収する仲介会社を使うのは、譲渡額が5億円を超えるような水準の会社になりますが、中小企業でこんな会社は珍しいです。

 

先程例に挙げた年商3億円、営業利益2,000万円、総資産2億円、純資産5,000万円という会社くらいが中小企業では一般的なサイズ感ですが、こういう普通の中小企業から考えて割高な最低報酬額を設定している会社が多すぎるのが現状なので、手数料が高いなと感じたら、どれだけ営業されても一旦距離を置いて冷静に他の仲介会社も調べることをお勧めします。

 

 

ファンドブック(FUNDBOOK)の評判について

 

M&A業界で、この会社は色々話題が多いことで有名です。

 

筆者が聞いた話では、

・新入社員を大量採用している
・シニアクラスを筆頭に数名が一気に離職してその人達が新しいM&A仲介会社を作った(仲介会社)
・コンサルタントに対し、破格の成約時インセンティブを設定している(仲介会社)

などを聞いています。

 

2020年度については新入社員が51名、と大企業並みに新入社員を採用してるとのことです。

 

これだけ新人を大量に入れてどうやって教育するかは筆者としては気になるところです。

 

M&Aは一件成約するのに半年~1年かかり、かつ、M&Aコンサルは成約まで経験しないと適切なアドバイスが難しい職種なので、教育については簡単ではないです。筆者も実際後輩の教育とかもしてましたが、ポテンシャルに関係無く1年とかでは育たないです。

 

Twitterでも話題になりましたが、こういう噂もあります。

参考 【告発】「fundbook新卒40人リストラ騒動」について | M&Aスタートアップ企業で行われた過酷なリストラ(外部サイト)note

 

新卒は基本的にコールセンター部隊に配属するということであれば、ひたすら売手か買手を見つけるために電話し続けるということなので確かに勤まりそうな気はしますが、M&Aコンサルタントとしては成長できない気もしますので、話が本当であれば新卒社員にとって気の毒な話だなと思います。

 

これは筆者自身の経験談ですが、ファンドブック社とある案件の受託についてコンペになった際、ファンドブック一社だけありえないバリュエーション(株価算定)をしてきたことがあります。

 

筆者と他の仲介会社は株式価値は5,000万円程度と見積もっていたのに、ファンドブックだけは1億円程度と見積もっていました。

 

仲介会社の株価算定は売手企業の決算書を基にだいたい同じ基準(純資産+営業権や類似会社比較法)で試算しますが、どのくらいのれんを乗せるかというのは結構仲介会社の(過去実績や推測を基にした)裁量だったりします。売主からのれんの倍率について教えてもらうと、ファンドブックだけ高倍率だったために結果株価が跳ね上がっていました。

 

筆者は「それでは売れないのにな」と思いつつ、売主はもう1億円で売れるものだと思い込んでしまっていたので、結局ファンドブック社で受託し進めることになったのですが、結局条件が合わず成約できなかったと、しばらくしてから売主から教えてもらいました。

 

売主に高い目線を植え付けることは不幸しか待っていないわけです。当のファンドブック社としてもビジネスになっていないはずなので、誰も得していないという結果と言えます。

 

この件以降、筆者はファンドブックに対して現場荒らしみたいな印象を勝手にもっていますが、ファンドブックに限らず「高い株価を見せて売手の気を引く営業(悪質な会社は着手金だけ貰って逃げる)」というのが横行しているのが社会問題にもなっていますので、本当にM&A業界から排除しないといけないと思います。

参考 中小M&A仲介、悪質業者を排除 補助金対象外に(外部サイト)日本経済新聞

 

仲介者としてのモラルが低いコンサルタントが対応すると受託したさ、着手金ほしさにこういうことになってしまうことはよくあるので注意しましょう。

 

Twitterでもこんな話もあがっていたりします。

 

ちなみに匿名投稿ですがファンドブックに関する口コミもあります。

参考 電話番号検索口コミ(外部サイト)jpnumber

※他、ファンドブックが利用する電話番号は「03-6633-9829」や「080-4862-8980」や「050-1745-6175」や「03-6635-2608」などが多いみたいです。

 

「会社の資本提携について代表者宛に電話」という投稿もあるので、色々なM&A仲介会社でもはや定番となっている「貴社とM&Aしたいという会社があるので紹介させてほしい」という内容の可能性もあります。

 

大抵は具体的な買手などいないので、下調べなく折り返ししたり面談するのはお勧めしません。

「貴社と資本提携したい」というDMは大抵ウソ、という事実

 

 

筆者の見解

 

手数料が同業他社に比べかなり高額な部類の会社なので筆者はオススメしません。

 

よほど高額(売却金額が5億円以上)であれば、総資産レーマンで計算する他の仲介会社と同額、かつ、売却金額>総資産というような会社であれば、譲渡額レーマンで計算する他の仲介会社よりも安い、という可能性はありますが、売却金額が5億円以上というのは結構な規模なので、普通の中小企業では普通に高いと感じるはずです。

 

この手数料をベイできるだけの特別なサービスや質の高さも筆者はよく分からないので、敢えて選ぶ必要も無ければ、「買手がいるからM&Aしませんか」という営業を受けて仲介契約を結んでしまうのもなんだか違う気がします。

 

なによりもまず最低報酬額を比較して、高すぎる仲介会社は選択肢から外す。これが中小企業のM&Aで手取金額を多くするために絶対しないといけないことです。

 

また、こちらの会社に限らず、M&Aのコンサルタントと接点を持った場合には、必ず会話しているコンサルタント“個人”の過去の成約件数や取引事例を聞きましょう。
(先輩の案件を手伝った、とか、会社として何件成約したとかはノーカウントで、重要なのは主担当が何件成約させたかです)

 

経験が豊富なコンサルタントに対応してもらった方がリスクの洗い出しがスムーズで、結果成約率が上がるからです。

 

M&Aいろは塾は、各仲介会社できちんと経験を積んだコンサルタントだけで対応するので、新人や経験の浅いコンサルタントはいません。それでいて中小企業にとって普通にM&Aが検討できる水準感まで仲介手数料を抑えていますので、比較すると他を選ぶ理由もないなと感じていただけると思います。

 

こちらに比較表も載せますが、その差は明らかです。

「どの仲介会社もイマイチだな」と思っている方は一度M&Aいろは塾も検討していただけるとよろしいかと思います。

 

仲介契約を結んでしまうと後には引けないので、まずはご自身で色々情報収集して、手数料など数字で見て明らかな定量的な情報でまずは目ぼしを付けるのがよいかと思います。

 

最後まで読んでいただき有難うございました。

 

M&Aに関する素朴な疑問や、M&Aを進める上で不安なことがありましたら下のボックスから筆者に非公開で質問もできますので是非ご活用下さい。

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